前のページでは劣化箇所の確認全体像を紹介しましたが、
ここでは外壁についてさらに細かく見ていきましょう。

モルタルの場合


モルタルと言うのは、セメントと水と混ぜて作る壁材のことです。かつては住宅の外壁材として広く使用されてましたが、現場でセメントと砂と水を混ぜ合わせ左官職人がコテで塗り仕上げる工程が複雑なことに加えて、20日以上の施工日数が必要でコストがかかりすぎるため、現在ではモルタル壁はあまり使われなくなりました。

施工後に亀裂、ヒビが入りやすいという欠点もありましたが昭和50年頃までは住宅の壁材として主流だったこともあり、塗り替えの依頼は現在も少なくありません。

モルタル特有のひび割れと言うものがあります。

また、壁の表面を手にこすってみたときに、白っぽい粉のようなものが手につくことがあります。

黒板に残ったチョークの粉に似ていることから、これを「チョーキング現象」と呼んでいますが、外壁の塗料の防水効果が切れてきたわけで、このままでは、やがてヒビが入り、そこから雨水等が壁材の中に沁みこみ深刻なダメージを与えることになります。

チョーキング現象は、壁の塗り替えのサインだといえます。

サイディングの場合


モルタルに代わって住宅の外壁材の支流となってきたのがサイディングです。

サイディングと言うのは、セメントと木質系成分を混合して板状に成形した建築物の外装に用いる人口の外壁材です。

中でも最も多く用いられているのか、大家、耐熱性に優れて、新築時の施行が簡単でコストの安いと言うサイディングです。

いわば焼き物の外壁材で長期寿命の外壁材と言われていますが、建物に合わせてカットして切断面から雨水が入ったり、サイディングボードの表面やコーキングの目地割れから雨水が入り込んでボードに反りが生じる等の劣化が生じることがあります。

コーキングが剥がれ、ボードが反り返ってしまいます。

こうしたサイディングの補修は、サイディング自体を①張り替える、②上塗りする(塗装)、③コーキングを打ち直すなどの方法がありますが、いずれのリフォームを選択するかは、予算と建物の状態をきちんと診断して決めることが大切です。